新人歓迎ハイク(御坂・黒岳)
平成19年5月27日(晴れ)
パーティー L桜井、稲村、鈴木ゆ、村田、内田、境田
4月の山行が延期になって以来、待ちわびていた御坂山(1596m)黒岳(1793m)のハイキングです。御坂トンネルを過ぎた所にテントを張り一夜を過ごしました。
夜 宴の最中、野猿でしょうか?私たちを威嚇するような声が闇の中に響きわたります。これじゃ、一人で外にも出られないと思いきや、稲村さんが、敢然と外にでて、熊とも、犬とも、はたまた怪獣ともおぼしき声で応戦 その迫力に恐れをなして退散したのか、闇の声はピタリと止んでしまいました。「さすが、代表」との声に一同大きく頷きました。
翌朝、小鳥の囀りで目を覚ましました。天下茶屋近くの登山道入り口まで戻り、出発です。天気も良く、絶好のハイキング日よりです。
ブナやナラの若葉を吹きわたる風は爽やかで、落ち葉のやわらかな感触を確かめながら登ります。道のいたるところに、スミレやミツバツチグリ、ムラサキケマンといった野の花が目を楽しませてくれます。途中、右手に河口湖と富士山を左手に三つ峠が望める所があります。黄砂のせいか、まるで紗がかかったようです。
標高300mほど登ると御坂峠に着きます。かつては城もあり、交通の要衝だったと立て札に書いてありましたが今ではその面影もありません。朽ち果てた御坂茶屋があるだけです。小屋の周りに咲く、陽の光を集めたようなタンポポの明るさが、かえって荒廃した山小屋の寂しさをきわだたせていました。
ピークを過ぎて尾根伝いに下り、所々露岩を超えると、程なく御坂山塊の最高峰、黒岳に到着しました。山頂は、樹木に囲まれ眺望がききません。200mほど進んだ所に、それは見事な富士山と河口湖のパノラマが広がっていました。その景色を眺めながら、飲んだ桜井リーダーのいれて下さったコーヒーの味は格別でした。

登り口近くに太宰治の文学碑
「富士には月見草がよく似合う」と刻まれています。

登り始めてしばらくは、階段が続きます。風薫る中、まだ、たどたどしいホトトギスの鳴き声に導かれ新緑の登山道を進みます。道の両側にタチツボスミレと木苺の白い花が咲いています。

まさに、ブナ若葉して一山を隠し余る 風情です。

オオカメノキ(ムシカリ)の白い花が目をひきます。

ひと登りで尾根、清八峠への分岐になっています。シャクナゲの花が咲いていました。

カエデ
カエデの名は葉がかえるの手のように見えることから名づけられたそうです。

所々、左手に河口湖と富士山、右手に三つ峠が望めます。

ミツバツツジのトンネルが続きます。若葉の中、ひときわピンク色が鮮やかです。

ウマノアシガタ(キンポウゲ)

タンポポ(ニホンタンポポ)

ニリンソウ
マイヅルソウ、ユキザザ、チゴユリも咲いていました。花の色がピンクがかったエンレイソウを初めて見ました。

フデリンドウ

タチツボスミレ 途中、エイザンスミレやマルバケスミレやツボスミレも見られました。

シロバナノヘビイチゴ

黒岳頂上から200mほど進んだ展望場所
富士山と河口湖が一望できます。黄砂のせいか、霞んでいました。
日によっては、遥か南アルプスまで望めるそうです。
右前方には、御坂山塊が連なっています。
「不二ひとつうづみのこして若葉かな」 蕪村
まさにこの句の情景そのものではないでしょうか?
しばし、この絶景を堪能していると、お昼近くなったせいか、ほかの登山者がふえてきました。譲るべく、この場所を後にもときた道へと引き返しました。
トリカブトやヤグルマソウ、ギボウシといった夏の花がもうすぐ咲きそうです。
山は春から夏へと装いを新たにしつつあります。

ミツバツツジのつぼみ
山の下の方は咲き終わっていましたが、ここは、もうすぐ咲きそうです。

一足早く下山していた、桜井リーダーの心づかいで冷やし素麺をご馳走になりました。鍋いっぱいの素麺も またたく間になくなってしまい、まさか、こんな山の中で冷たい素麺がいただけるとは、思ってもいなかったので、感激もひとしおでした。
村田さんの言うように、「これで、また1週間頑張れる」そんな元気を自然からたくさんもらえた、とっても楽しいハイキングでした。
コースタイム 6:50 天下茶屋→ 10:00黒岳→ 12:00天下茶屋
(記・境田)
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