今回の合宿は昨年の教訓から天候不順を考慮して、地域の異なる3案のうちから一番天気の良い所に行くということにした。第一候補信濃俣河内、第二候補魚野川と第三候補大倉川が残った。直前の台風襲来で危ぶまれたが、一日遅らせ魚野川本流へ出かけた。
車2台を登山口の野反湖と下山口の馬止にそれぞれ置き出発。千沢出合までは白砂山登山道を利用してハイキング気分。標高が千Mを超えているため吹く風が心地よい。しかし峠越えとなり登り下り約4H、潰れた小屋の脇から固定ロープを頼りに千沢に降りた。水量は少なめに見えたがそこは本流流れが太い。沢支度にを整え遡行を開始。いきなり左岸へ徒渉、続いてまた徒渉しようとするが腰上までの水量、左岸は岸壁で行き詰っているので渡るしかない。しかたなくザイルを出して確保しながら渡る。いきなりのザイル出動でこの先どうなるか危ぶまれたが、あとは本流に入りゴルジュ通過・高巻きをなんなくこなし目的地付近にて幕営。焚き火を囲みまったりとした時間を過ごした。
2日目、本日は小ゼン沢出合まで、時間的にも余裕があるので釣りながらの遡行。相変わらず深山幽谷の中をゆったりと流れる中を徒渉、へつりを繰り返しながら進む。黒沢出合で大休止。沢での定番ソウメンの昼食。目の前の淵には釣り人を嘲笑うようにイワナが群れていた。ここから魚野川の核心ゼン地帯に入る。魚止ゼンは左手を登れるようであるが、濡れるのをきらい手前の枝沢を絡めて高巻く。続くナメ滝は淵をへつって右手を登る。(固定ロープあり) その次は左手を固定ロープを使い振子トラバースして越えた。この先もナメが続き暫し心が和む。奥ゼン沢の出合を過ぎそろそろ今夜の幕場を探しながら進むと左岸台地に幕営者有り、この先小ゼン沢出合付近は適当な場所がないとの事で、先客の隣にタープを張らせてもらう。その晩は釣ったイワナを囲んでの焚き火に酒もすすんだ。
3日目、楽しかった遡行もあっという間に終わり下山日。小ゼン沢に入り出合の滝を左岸から巻くと、あとは峠まで詰め上がるのみ、途中幕場跡・踏み跡も随所にあり人臭さを感じた。詰めは笹藪こぎ少しで稜線に出た。オッタテ峠から馬止に下り合宿は終わった。
今年は何年か振りに水量が少ないとの事。一度雨が降れば出水が早く遡行は比較にならない程困難になるだろう。今回はラッキーにも簡単に遡行できたが、過去死者も出ていることを考えると、安易に入渓できる沢ではないだろう。
(メンバー)
L稲村、内田、渡辺け、戸井、高梨
(コース&タイム)
8/13(晴れ) 野反湖(7:30)〜地蔵峠(8:30)〜千沢出合(11:30)〜高沢出合手前(15:30)
8/14(晴れ) 高沢出合手前(7:30)〜大ゼン(9:30)〜黒沢出合(10:30)〜二股(15:00)
8/15(晴れのち曇り) 二股(8:00)〜小ゼン沢出合(8:05)〜オッタテ峠(11:50)〜馬止(14:20)
![]() 登山口にて これからの長い道程を前 に、記念撮影。 |
![]() 野反湖遠望 心地よい登山道から野反湖 が遠望できた。 |
![]() 千沢出合にて 4Hかけてやっと入渓地点 水量は少ないようだ。 |
![]() 徒渉 いきなりの徒渉。 膝下位だが流れは速い。 |
![]() ゴルジュ 本流に入ってすぐのゴル ジュ、水量が多いと通過は 困難。 |
![]() 遡行 徒渉・へつり・高巻き・水線 通過とオールラウンドな 遡行技術が必要とされる。 パート2 メニュー |
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