ここ数年計画倒れに終っていた南ア・悪沢岳へやっと行けることになった。前もって下見も済ませて準備は万端、30日晩秋葉原発、未明現地到着。満天の星空。明日からの山行に備え軽く酒を煽り仮眠。
翌日、明け方は寒さが身にしみたが日が昇るとだんだん暖かくなってきた。ゲートが開いていたため登山口まで車で入る。(コースタイム40分稼ぐ)9時頃出発。内河内川沿いの登山道を転付峠を目指す。途中登山道にしみ出た水が凍り、アイゼン歩行数箇所有り。前回来た時は紅葉の中の渓谷美が、今回は半分以上が凍り、うっすら積もった雪により別の渓谷美に変わっていた。奥の二俣からはいよいよ峠への登りとなる。前回も苦労した所であるが、今回は峠までの予定なのでノンビリペース配分を考えて登る。峠15時頃到着。初日の身体慣らしと明日からの激務に備えてここで行動を打ち切る。
翌日は、二軒小屋まで一気に下り、大井川を渡って東尾根を2350M付近まで行くというハードスケジュール。4時半起床。昨晩は星が出ていたが曇ってしまった。朝食をとりテルモスに紅茶を入れ7時半出発。日が昇ると雲はとれ晴れてきた。まだ新しいトレースを辿り二軒小屋へ一気に下る。1H強で到着。前回と同じ静かな佇まい。人もなくひっそりとしている。休憩しいよいよ東尾根への急登に入る。ここも心配していた積雪も少なくトレースもバッチリ、順調に高度を稼ぐ。途中見慣れたガレ2箇所、大岩、ロボット雨量計と過ぎ、本日の幕場予定2350Mピーク付到着。苦しい急登であったが順調にスケジュールを消化できた。(積雪30cm位)
3日目、本峰アタック日は未明から天候が急変(風が強くなり明け方から雪)。稜線上は強風が予想されたので千枚岳までに予定を変更して出発。降雪がみるみるうちにトレースをかき消していく。見慣れた万斧沢ノ頭の標識も雪にすっぽり埋まり風が強い。空身とはいえ強風・ラッセルはしんどくなりトップ「カズ」のペースもだんだん遅くなる。千枚小屋まで2H20Mの標識を過ぎる。ここからもまだ結構かかった記憶がある。尾根上のアップダウン・トラバースを幾つか越えていくと、小ピークの登りでついにトレースも完全に消えてしまった。トレースをはずれると腰上までのラッセル。急にスピードダウン。このペースだとピークまではまだ2H以上かかると判断し、引き返すか決をとる。誰も意義を唱える者もなく、ここで行動を打ち切り引き返した。この後、テントをたたみ二軒小屋に下る。
4日目、今回の合宿もあっという間に下山日。ピークアタックは叶わなかったが、一瞬の天候変化で冬山の厳しさを知ることができた。また来ることがあれば今回の経験が生きてくることは確実であろう。前日二軒小屋まで歩を進めたことで本日は多少ゆっくりと出発。3日前に辿った道をまた通り、4日間の合宿を終了した。
(メンバー)
L内田、渡辺ま、渡辺け、岡本か
(コース&タイム)
12/31(晴れ) 登山口9:00〜転付峠15:00
1/1(晴れ) 転付峠7:30〜2350Mピーク14:30
1/2(雪のち晴れ) 2350Mピーク7:30〜2700M付近10:30〜2350Mピーク12:30
2350Mピーク13:30〜二軒小屋16:00
1/3(晴れ) 二軒小屋8:00〜登山口13:20
![]() 峠への雪道 最後の急登 古の峠道を辿る。 |
![]() 富士山遠望 霞がかかってはっきりしない が、暫し観賞タイム。 |
![]() 初日幕場 思ったより雪少なめ 風もなく快適にすごせた。 |
![]() 峠からの御来光 思いがけず御来光を拝顔 今合宿の成功を祈る。 |
![]() 二軒小屋前 二軒小屋前のトイレにて ここも雪少なめ。 |
![]() 千枚岳遠望 青空の木立の隙間から 遥か千枚岳を望む。 |
![]() 最終到達点1 トレースが消え、 腰までのラッセルに変わる。 記念撮影して引き返す。 |
![]() 最終到達点2 風雪強く、ここまでと判断 この後急回復するとは |
![]() 2350M付近幕場 風も当たらず快適な幕場 だった。 |
![]() 東尾根1 二軒小屋への帰還途中 天候も急回復する。 |
![]() 東尾根2 トレースが消え下りの ラッセルを強いられた。 |
![]() 二軒小屋にて ここまで戻れば一安心 弾む心に飲食もすすむ。 |
![]() 氷道にて 完全に凍りついた登山道。 アイゼン装着にて越える。 |
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